えいご習得

脳の発達から考える言語学習

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英語は早い方がいい?

「英語は、やっぱり小さいうちから始めた方がいいんでしょ?」

英会話スクールは子供達でにぎわっています。

宣伝文句ではなく・・・ちゃんとした裏付けがあります。

ドイツの言語学者・神経学者であるレネバーグ氏の「言語習得の臨界期仮説」というやつです。

簡単にいうと、「母国語並みの言語習得には、年齢的な限界がありますよ」という事です。

【言語習得の臨界期仮説】
レネバーグLenneberg,E.H.が1967年に発表。言語の獲得には年齢限界があると提唱した仮説。人間は,乳児期から思春期(11~12歳)までの成熟期間を過ぎると,母語話者並みの言語を獲得できなくなる年齢限界があるとしている。

世界を見れば数か国語を使いこなせる人はたくさんいます。すごい世の中です。

ただワタシが今まで出会ってきた多言語スピーカー達は…

すべて母国語並みの語学力というわけではなく、言語Aは得意、言語Bは日常会話、言語Cは、ギリギリ会話が成り立つ

という感じです。

ハナシは、ワタシの子供時代にさかのぼりますが…

日本の中学・高校時代、まわりを見ると…英語に苦労している人がたくさんいました。

大人になっても、英語はあきらめた…という方とたくさん会ってきました。

私はバイリンガルとして育てられた事もあり、英語、日本語共にソコソコのレベルを維持できていました。

大人になって、様々な人と出会う中で…母国語を覚えるかのように外国語を学習できるような事はできないか?と思うようになりました…

英語習得に関する様々な文献や教育論を学ぶうちに、「英語力の核」という概念をヒラメキました。

【英語力の核】
英語の読む、書く、聞く、話すの能力が英語圏の子供達(小学校低学年レベル)と同程度状態の能力を英語力の核という。トーマス氏(私)が実感として提唱する概念。

言語習得の臨界期仮説と、脳の発達を併せて図にするとこんな感じです。

なんと…!3歳までに脳の8割が完成します。


という事で、英語は早い方がいいと言われる理由がわかります。

右脳が優位のうちに…

頭が柔らかいうちに…

となるわけです。

パパ&ママは必死です…

核をつくる為にどのくらい(量)をやる?

じゃあどのくらい英語やればいいんでしょうか?

よく聞く2000時間ルールというのがあります。

子供は、おおよそ2歳になると2語文を話します。

  • おそと、いく
  • これ、たべる

おおよそ3歳になると、3語文以上を話すようになります。また、会話の内容も豊かになっていきます。

  • ・トマト、あまくて、おいしい
  • パパとこうえんいって、すべりだいする

3歳までの3年間に1日2時間の母国語をきいていたとすると…

365日×3年×2時間=2190時間

「3年間で2190時間の日本語のインプットがある」と言えるわけです。

だから英語を母国語のように習得するには…2000時間のインプットが必要です!と英会話関係者はいうわけです。

どんな方法がある?

2000時間の英語のインプットをレッスンでやろうとすると…毎日レッスンに通う必要があります。

インターナショナルスクールに通った方が早いかもしれません。

自宅で英語教材を使うにしても、毎日2時間、聞き流し、かけ流し、カードなどのその他教材を使いながら継続する必要があります。

英語習得の方法

  • レッスン
  • インターナショナルスクール
  • 英語教材(独学)

今まで様々な方とお知り合いになりましたが…レッスン、インターナショナルスクール、家庭用英語教材のどのユーザーさんでも、本当に一生懸命な人は確実に飛びぬけた結果が出ているという事です。

ワタシ自身の英語力は、世間一般のレベルと比べると飛びぬけた結果なのかもしれません。

ただ…コレはワタシの努力ではありません。生まれてから、小学校3~4年生になるまで母は、英語の読む、書く、聞く、話すの特別レッスンを1日30分~1時間程度毎日継続してくれました。もちろん日常会話はすべて英語です。そのおかげで今のワタシの英語力があります。(TOEIC換算で875点w ワタシより高い人、たくさんイマス(笑))

という事は、時間・経済の面で保護者にもそれなりの労力が必要だという事です。

保護者の労力と備え

言語習得のゴールデンエイジ(0~3歳)の間は、ガンバってに英語に触れさせていました。

おかげで、英単語を日常で使いこなす幼児に育ちました。

もう一回!を英語で one more time! と言うのですが…

パパはよく言われていました(笑)

幼稚園へと進み日本語の環境がより充実した事と、仕事の都合で以前ほど熱心に家庭で英語教育が出来なくなった事が重なり…家庭での英語環境が遠退きました…

結果以前ほど英語が出てこなくなりました。

子供の英語学習にかぎらず、自分自身の人生のどの部分に労力をかけるかで、自分の将来が変わります。

父であり、夫であるワタシが人生のどの部分に労力という資源を投下するかで、一家の未来が変わります。

教育、健康、経済、生活すべての面に影響します。

英語に関して言えば…ワタシは、我が子に対して第2言語としての英語を選択しました。

テレビに華やかに登場する様なバイリンガルキッズとは異なります。

地味だけど…小学校低学年のうちに「英語力の核」を身につけさせてあげたい!との思いでやっています。

家庭用英語教材をベースとした学習の為、ワタシにもそれなりの「労力」が必要です。

ワタシは…母の労力のおかげで今の自分の英語力があります。

啓発系の書籍には…

「ある行為が習慣となれば日課になる。日課になれば、継続は楽である。」

みたいなコトが書いてありますが…なかなか簡単ではありません(笑)

どんな小さな形でもいいので、毎日継続できるように、日々挑戦&実践中です。

ワタシ達は、子供の英語教育に対して様々な選択肢があります。

やる。やらない。どのくらいやる。

子供のうちに英語やらなかったとしても、大人になって努力して英語ペラペラになる人もいます。

子供の外国語教育というのは、滑走路から自身の人生に飛び立つ子供達に、保護者が持たせてあげられる「備え」という荷物なのかもしれません。

もちろん「備え」は、外国語教育だけにかぎりません。

子供達の良き未来の為に、ワタシ達大人は、ユニークでより実戦的な「備え」を持たせてあげたいものです。